漁船休漁 宮崎哲弥が机たたいて怒るワケ

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   <テレビウォッチ>全国20万隻の漁船が今朝(7月15日)、一斉に休漁に入った。四面海に囲まれた漁業国・日本では初めてのことだろう。

漁業と違うのでは?

   原油高騰でモノみな上がるなか、原油高騰が大きく響いている漁船の水揚げが価格に反映されない流通構造。漁師たちが悲鳴をあげ全面「ストライキ」に入ったのだ。

   全国漁業協同組合連合会によると、漁船の燃料は2003年にキロリットル当たり3万9000円だったのが08年7月は11万4500円(実勢予測値)と、5年前に比べ約3倍に跳ね上がっている。

   全漁連の服部郁弘会長は「危機的な状況に置かれている」という。赤字覚悟で漁に出ている漁師も「これ以上燃料が上がったら完全に死活問題です」と悲鳴を上げている。

   このストライキの先には、サカナの値上がりが待っている。サンマがスーパー店頭に出始めたが、北海道・釧路の市場では、競り値が50円上がったという。

   まぐろの卸小売店では、冷凍物を扱っているので一気に上がることはないが、この先価格が上がることは間違いない」と断言。

   一方、回転寿司でも、休漁が2~3か月続くとマグロ一皿、現行130円を250円に値上げすることになると予測する。その結果、日本人の魚離れが一層進むと懸念する声もあがっているのだが……

   世界中が悲鳴を上げている深刻な原油高騰に対し、一向に政治が動かない。せっかく世界の指導者が一堂に会したサミットで、何を議論したのやら……

   スタジオでは評論家の宮崎哲弥が机を叩いて怒った。

   「漁船の燃料にしろ、ガソリンにしろ、暫定税率を上げるか、下げるかについて与党は『環境問題からガソリン代は高くすべきだ』といった。いまや幹線道路も、高速道路もすき始めている。車が走らない道路作って何の意味があるのか。景気に対しマイナス効果だけ。責任を問いたい」

   司会の加藤浩次は「漁業とは違うのでは?」にテリー伊藤が「漁業も近海は軽油を使っているから同じ。高速道路を使って車で買い物に行くアウトレットは今や壊滅状態だ」と、さらに怒りを爆発。

   福田赳夫・元首相は旧大蔵相時代、第1次オイルショックに伴う諸物価高騰の際、『狂乱物価』なる警句を作った。長男は今、何も語らず、何もせずか???

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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