<テレビウォッチ>東京の新しいテレビ塔「東京スカイツリー」の建設工事がきのう(7月14日)から始まった。完成は2011年12月。東京タワーの倍近い610メートルが出現する。
大村正樹が、「とくダネ15周年をにらんで3年半後のお話を」というと、高所恐怖症の小倉智昭が「上まで登れとかいうんだろう」とぶ然。
場所は墨田区、浅草からは隅田川をはさんで1キロ東、業平橋駅と押上駅の中間になる。かつては小工場が密集していた「モノ作りの町」だったが、1990年には6300あったのが、2005年には3800にまで減った。いわば何の変哲もない町だ。
しかし、「スカイツリー」が完成すると、付属施設も含めて、浅草に対抗できる名所になると、地元の期待は大きい。だれの頭にも、六本木ヒルズ(初年4900万人、665億円)、新丸ビル(2500万人、260億円)という経済効果が浮かぶが、スカイツリーも2098万人を見込んでいるのだそうだ。
まあ、捕らぬ狸のお話はともかく、面白かったのが、地上450メートルの展望台からの眺めをヘリで見せたこと。ディズニーランドからお台場、銀座、東京タワー、足元には隅田川、東京ドーム……と360度、遮るものがなにもない。まさに新風景。
さらに、春の隅田のお花見や夏の花火大会も、天空から楽しめる。花火はバーチャルで見せたが、足元でポンポンという感じ。低い方の展望台(350メートル)の方が良いかもしれない。
小倉は、「オールウェイズの東京タワーが心配なんだけど、あれは残るんでしょう?」
大村が、「東京タワーは年間300万人で、今度は2000万人ですから、気になりますね」
小倉は、「東京タワーが見えるマンションてのが売りになっていたんだから、スカイツリーが見えると、前から建ってたところは有利だね。でも、見えるってことは、向こうからも見えるってこと」(笑い)「水をさすようなことをいっちゃいけません」