北朝鮮観光地で起こった「計り知れない」こと

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   <テレビウォッチ>北朝鮮の観光地・金剛山内の軍事統制区域で韓国人女性(53)が、警備兵に射殺された事件をめぐって、北朝鮮と韓国が強く対立している。

まだまだ、安心して…

   「制止を求めたが逃走したので警告のため空砲を撃った。それでも止まらなかったので射撃せざるを得なかった……責任はすべて韓国側にある」が北朝鮮の言い分。これに対して韓国は、「銃撃によって死亡した事実はいかなる理由でも正当化できない。誰が見ても間違った措置だ。決して起きてはならないことである」と反論。現地への調査団派遣を申し入れたが、北朝鮮は拒否した。

   みのもんたが、「なんで入っちゃったんですかね」と疑問を持つように、鉄条網で区切られた区域になぜ立ち入ったのかはナゾだが、鈴木琢磨(毎日新聞論説委員)は、「日本でのオドロキは少ないが、日本人だって観光できる場所だ……民間人が射殺されるという計り知れない事件が起こった」と見る。

   杉尾秀哉(TBS解説委員)も、「あの地域では、かつて身柄拘束はあったらしいけど銃撃事件はなかった」と話す。金剛山は1998年、南北和解の象徴として開発された観光地で、番組によると、これまで200万人の観光客が訪れているそうだ。韓国は金剛山観光を一時的に中止する方針を打ち出した。

   みのは、「まだまだ、安心して行けるところではないということですかね」と結んだ。

   2人の韓国大統領が続けた「太陽政策」の見直しを掲げる新大統領の登場を、北朝鮮が面白く思っていないことは間違いないだろう。

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
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