<テレビウォッチ>NHKスペシャルが、大阪府の再建問題を取り上げていた。5兆8000億円の借金で、1日の利子が2億円という「瀕死」の状態だ。
橋下徹知事が大なたをふるう改革案を出し、議論の舞台は府議会へ移った。「1100億円の収支改善」という案を前に、削られる側の人たちが自分たちに関係する事業・施設の必要性を訴えている場面もあった。橋下知事も大まじめに議論していた。市町村の反発も強いようで、府議会の議論は要注目だ。
自治体の借金問題と、借金を減らすためにどこまで誰が「痛み」を受け入れるのか、は大阪のみならず全国的な問題だろう。少なからぬ自治体は大阪と似たり寄ったりな状況なのではないか。
こうした大状況に、ある意味素人のオボッチャマ知事が殴り込みをかけた、というのは非常に面白い。今後どう転ぶかは、これからの展開を見ないと分からない。いずれにせよ、こうした危機的状況を世に知らしめたのは、橋下知事の手柄だろう。
血の通ってない改革案だといえばその通りだ。しかし、それを断行せねばならないところに知事の苦悩がある、という訳だ。
改革に 通天閣も 泣いている
*<編集部注>*
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