人間の何(千、万、あるいは億)倍もの嗅覚を持つ犬なら、「癌(がん)」のニオイも嗅ぎとれる!? 番組は麻薬探知犬ならぬ「がん探知犬」の取材に訪れた。
元警察犬のマリーンは犬のなかでもとくに優れた嗅覚の持ち主で、がんのニオイも嗅ぎ取れるようになった。癌患者の呼気を袋に入れ、さらに箱のなかに隠して、他の正常な呼気入りの箱と並べておく。すると、マリーンはがんがなければ素通りし、見つければ箱の前に立ち止まる。
このやり方で、がんのニオイを高確率でかぎ分けるのだという。患者の年齢、癌の発生部位や、進行段階に関わらず。病院の診断で見つからなかったがんを、これまでに13例も発見したという。
取材に当たった原元美紀リポーターもマリーンに診断してもらった。なんと、ちょうど1年前に初期の大腸がんの摘出手術を受けたというのだ。結果は――シロで「マリーンちゃん、ありがとう!」
いまのところ、がんに共通するニオイの素は解明されてない。それがわかれば、ニオイを感じ取るセンサー機械をつくり、がんの早期発見につながる可能性もある。
そうなれば「こらあ、大変なことですよ」。コメンテイターの鳥越俊太郎は言いつつも、「(いまのところ)医学的エビデンスがないからね」と訝しげでもあった。
*<編集部注>*
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