<テレビウォッチ>みのもんたが「ふざんけんじゃないよ」「非常識極まりない」と前フリした。
読売新聞記事「足代わり119番、救急車『予約』~」を取り上げた。記事は、「緊急」ではない用件で救急車を病院までのタクシー代わりに利用しようとするケースが多発している、と指摘している。
番組が例としてフリップで紹介したのは、「子どもが発熱した。今夕飯の準備で忙しいので代わりに連れてって」「○日○時に迎えに来て、と救急車を予約しようとした」など。
国際金融アナリスト末吉竹二郎は「罰金取った方がいい」、TBS解説委員の杉尾秀哉も「罰則考えた方がいい」。
みのは「冗談じゃない。救急車を何だと思ってる」と再び怒ってみせた。
読売記事によると、主要51都市の消防本部を対象に調査したところ、昨2007年に救急車が出動した約232万件のうち、安易な要請を含めた軽症者の搬送は約117万件だった。約半数に上るという訳だ。「重症者への対応が遅れるなどの支障も出ている」と指摘している。
読売記事が取り上げた「トンデモ」事例の主は、「60歳代の男性」や「50歳の男性」らだ。今流行の「モンスター何とか」は、何となく若い世代が対象とされている感があるが、どうも「モンスター」たちは世代を問わずに生息している模様だ。
文
赤坂和郎| 似顔絵 池田マコト