患者同士が語り合う取り組み
群馬大学の福田正人准教授が行っている、脳科学を利用する検査法や、沖縄の総合精神保健福祉センターの仲本晴男医師が進める、患者同士が集まって語り合い、孤独感、不安感を抑える試みなど、新たな取り組みも紹介されるが、まだ、模索段階らしい。
最後に、国谷キャスターが、6月19日警察庁が発表したデータを伝える。昨2007年1年間の自殺者が3万3093人、うち、うつ病が原因と考えられる人が6060人で、最も多いと告げた。
「自殺対策にとっても、うつ病対策が重要だと改めて思いました」(野村教授)。
「心のカゼ」を引き起こすのが、現代という時代にはびこるウイルス(ストレス)だとすれば、国を挙げて立ち向かう覚悟が必要だという思いが浮かんだ。
アレマ
*NHKクローズアップ現代(2008年6月19日放送)