<テレビウォッチ>犯行現場は新潟市のラーメン店。誰もいなくなった深夜の店に忍び込み、窃盗を働いた男が逮捕された。番組によると、犯人が盗んだのは意外なモノだった――。
なくなったのは、お金でもなく、店自慢のチャーシューでもなかった。卵4個と炊飯ジャーに入っていたご飯2合。容疑者は店内で「卵かけ御飯」を食べていたらしいのだ。ゴミ箱のなかに卵の殻を発見した店長は「できることならチャーシューを食べてほしかった」と複雑な思いをインタビューで吐露する。
また、「マンガがなくなってないか」と警察に聞かれて調べてみると、マンガ本4冊がなくなっていた。住所不定の容疑者はよほどマンガ好きだったらしく、同じような犯行を100件余りも繰り返して、ときにはマンガを4、50冊も盗んだそうだ。
さて、この容疑者逮捕の決め手も意外なモノ――卵の殻から採取された指紋だった。殻を律儀にゴミ箱に捨てたのが間違いだったのだ。
「早く食べたくて(指紋に)気づかなかった」(大谷昭宏)のか、「まあ、いろんなところで間抜けな感じですね」と司会の赤江珠緒もあきれる窃盗事件なのだった。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト