「大丈夫だろう」が小学生を死なせた

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   「教育現場」の話題もう一つ。東京・杉並区の区立第十小学校で、6年生の男児が授業中、屋上の天窓から12メートル下に転落、死亡した事故だ。

柵を……

   この授業は、歩幅を測って平均値を出す内容で、広い場所があり、教室に近いところから屋上が選ばれた。

   普段、屋上に出入りする扉は鍵がかけられており、校長や副校長が管理していた。しかし、教師が利用する際は許可の必要はなかったという。

   現場にいて事故を目撃した同級生は「見ていた人はいっぱいいた。(天窓の上で)3回ジャンプして割れてしまった」という。

   天窓を製造したメーカーによると「人が乗ってもいいように設計されていない。(学校側に)ネットを被せるか、周りに柵を設けるよう依頼していた」と。

   しかし、「上に乗ることは想定していなかった」(区教委)ことから柵もネットもなかった。では、天窓に乗らないように注意したのかというと「指導はしていなかったと聞いている」(宮山延敬・同校校長)と。

   せめて「危険」とでも表示しておいたなら、事故は防げたかも……。

   安全管理の責任者としてはなんとも頼りない校長の発言だ。

   司会の加藤浩次やテリー伊藤は「柵を設けておくべきだった」と。ごく当たり前のコメントしか言えなかったのも、あまリに無策な教育現場にあきれたのか……。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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