7月1日からいよいよ関東でもタバコ自販機の「taspo」カードの使用が始まる。カードがないとたばこが買えない。だが、3月から先行して進められた地域で大混乱。「売り上げが10分の1」「抜け穴のあの手この手」……
taspoカードは日本たばこ協会が主導してシステムを整備、これを受けて法律ができた(たばこ事業法)という珍しいもの。すでに自販機の95%がtaspo対応になっている。が、肝心のカードの普及がまだ18%(今年度の目標は45%)。写真や身分証のコピーを郵送するとか、手続きが面倒なのだ。
その結果、法律に先立って実施された鹿児島、宮崎では自販機の売り上げが3、4割減、大分では10分の1、福岡では69軒が廃業、京都でも10分の1だそうだ。逆にコンビニでは売り上げが伸びて約4割から6割増。併せて買うのか、缶コーヒー、ビールも売れているそうだ。
そこでいろんなことが起こる。
◇ 自販機にtaspoをつり下げていたのが12件(スタジオ爆笑)
◇ ホテルで貸出し
◇ 「taspo用意してあります」と表示4件
◇ 未成年に50円で貸出し
◇ 母親が中学生の息子に貸した
笠井信輔が「この中で違法行為はどれでしょう?」「え? みんなじゃないの?」
実は下の2つが違法、あとは禁止事項なのだと。
まだあった。運転免許式自販機(財務省承認)全国に300台、ほかに顔認証式の自販機というのが、4000台ある。この顔認証式は、顔のしわなどで機械が年齢を判断するのだそうで、財務省が認証を検討中。
主婦の間では、「拒否されたら、しわが少なく若いってこと」と自慢のタネにもなるんだとか。
高木美保が、「わたし実験してみたいです。たばこ吸わないけど」
小倉智昭は、「自分で思ってるだけで、すぐ『どうぞ』っていわれますよ」
「憎たらしい」と高木。
そもそもは、子どもにタバコを吸わせないためという、母親たちの要求だった。ために、ずいぶん前から、23時で自販機が止まっていた。しかし、吸うガキどもはそれまでにちゃんと買っている。本当に困ったのは大人の方だ。夜中にタバコを切らして何度歯ぎしりしたことか。んなもの、親の責任だろうが……といいつつも、ちゃんとtaspoは持ってますがね。まったく……