<テレビウォッチ>東京国税局査察部、通称「マルサ」が、昨2007年度に摘発した脱税事件の手口のいくつかを発表した。映画「マルサの女」ですっかり有名になった虚々実々のいたちごっこ、まだまだ続いているようだ。
昨年度の摘発は218件、脱税総額は353億円(国税庁まとめ)。
その手口はーー◇ 洋服ダンスの芳香剤の中から貸金庫のカギ。出てきた現金や通帳の総額は1億2000万円
◇ 鉄道模型の機関車の後部にカギ。トランクルームから1億2300万円
◇ リビングの電話台の下から、金の延べ棒3000万円相当……などなど。
プロはどうやって見破るかというと、
「目線がどの辺りに動いているか、ちょっとしたたわいないやりとりの中から、一瞬対応が変わった時をとらえて隠し場所を割る」(査察部課長)のだそうだ。
小倉智昭は、「昔は畳の下に現金が隠してあったりだった(笑い)けど、いまはカギなんですね」
竹田圭吾が例によって、「でも、これ見つかったものだけ出してるわけでしょ。これで全部かどうかは……」
「また、意地の悪いことをいう」と笠井信輔。(笑い)
経済が悪い中でも、摘発額は増えているのだそうだ。
笠井は「なぜかというとFXなんです。先物取引というんですか。大変な損をしている人がいる一方で、億単位でもうかっている人たちが、隠しに入っているんだそうです」「みなさん株などどうですか、もうかってますか?」
一瞬あって、小倉が「黙っちゃった。みんな黙っちゃった」(笑い)
金のある人だけがもうかるのは、いつの時代でも変わらない。