スタジオに電気自動車が登場した。来(2009)年発売という三菱製。ガソリンを補助に使うハイブリッドではなくて、100%電気で動く。1回の充電で160キロ走り、コストは1キロ1円。ガソリンの9分の1。むろんCO2はゼロ。言うことないのだが……
ガソリンがとうとうリッター170円を超えた(全国平均)。そこで経済産業省ご推奨の究極のエコカーの登場というわけだ。大村正樹が、主婦2人と試乗した。
「あれ? かかってるの?」「エンジンじゃないから音がしない」「静かー」というので、東京-横浜間を70キロドライブ。さて、そのコストは? というと、たったの70円。「エー? いまキュウリが1本35円よ!」。「夜間の電力を使えば、走行1 キロ1円です」(三菱自動車)
で、スタジオに持ち込んだ車に小倉智昭が乗る。後の座席に佐々木恭子。
「似合いませんけど乗っていただいて」(大村)
「なんで似合わないの?」と小倉。
「小倉さん、いつも後の座席じゃないですか。娘を病院へつれていくような」(笑い)
ここでもまた、「あれ、(エンジン)かかってるの?」
で、踏み込むと、音もなくスッと動いた。「オー!」みんな興味津々だ。
で、大村がコストパフォーマンスを説明。
本体は400万円だが、国からの補助が100万円(上限)ある。同型のガソリン車は150万円なので、その差額150万円をどれくらいで元がとれるか。主婦の月間走行距離438キロから割り出すと、なんと36年かかる計算。家族で乗って、年間1万キロとしても8年8か月かかる。
大村は声を張り上げて「まだあります」。神奈川県では、別に購入の補助50万円、自動車取得税と自動車税を90%減、県営駐車場は半額。県内の高速道路は半額キャッシュバックだと。
「神奈川に引っ越さないといけない」と小倉。
「いや、自治体それぞれに優遇措置があります」。で最後に「サミットの開催もあり、地球温暖化防止に、多少の持ち出しも悪くない」と。
「電気自動車のセールスマンみたいだね」と小倉。
友近も「ホント上手」
電気自動車は、三菱、富士重工が来年、日産が再来年発売予定だそうだ。が、さてこうまで国や自治体が金をかけてもいいのかね。