世界に誇る女子フィギュアスケートのメッカ・名古屋が56歳のスケートコーチに汚された。
名古屋市内の名門スケートクラブに通っていた女子中学生(13)に対する強姦致傷の疑いで6月4日、少女のコーチだった酒井康資容疑者(56)が逮捕された事件だ。
『スッキリ!!』は、事件を告訴した少女の母親にも取材し、詳細を報じた。
それによると、4月11日未明、翌朝の練習に参加するために少女が酒井容疑者の自宅2階に1人で寝ていたところに、酒井容疑者が入ってきて馬乗りになって1時間近くにわたり性的暴行を行ったというもの。
母親が少女から聞いた話によると、抵抗する少女に酒井容疑者は「学校に行けなくなっていいのか」「スケートができなくなっていいのか」「妹がスケートできなくなっていいのか」などと脅したという。
この日少女は、母親や同じく酒井容疑者から指導を受けていた小学生の妹と同容疑者宅に宿泊していた。
少女から打ち明けられた母親が、酒井容疑者を問い詰めたところ「妻と間違えて……」と話していた。ところが弁護士が付いた後、警察の取り調べには「酒に酔って覚えていない」と否認しているという。
コーチとスケートを習う子供たちの関係についてフィギュアスケート選手の渡部絵美は「親の言うことより、コーチの言うことは100%聞く。練習時間が長くて1日6時間ぐらい。移動時間を減らすために先生が家に招くのは普通」という。
そうしたコーチへの信頼を逆手に取った酒井容疑者。同容疑者が理事を勤めたことがあり、子供時代から酒井容疑者を知っている日本フィギュアスケーティングインストラクター協会の佐藤信夫理事長は「本当に温厚な、穏やかな人。それがどうしてという感じだ」と。
少女は現在入院中で、「食事もままならない状態で、スケートの靴を見るのも嫌だ」と話しているという。
13歳の少女の将来の夢を抹殺した酒井容疑者。司会の加藤は「母親が勇気を持って告訴したので事件が明るみに出た」と。呼応してテリー伊藤が「彼は反省していない。卑劣だよ」。