「最低、最悪の発想、義務化するのは憲法違反ですよ」(作家の若一光司)。
高齢運転者標識、いわゆる「もみじマーク」の義務化は是か非か! を『スパモニ』が取り上げたが、コメンテーターから義務化反対の意見が噴出した。
もともと『高齢者の線引き』と批判が多かった「もみじマーク」の義務化だが、一気に批判が燃え上がったのは5月20日の自民党総務会から。
「後期高齢者医療問題で紛糾している最中に高齢者マークを義務化すれば大変な問題になる」「そもそも高齢者に枯れ葉マークとは失礼じゃないか」
番組ではまず、街の高齢者の声を取材した。「よいと思いますよ、75歳以上の人って神経が鈍くなっているじゃないですか」と賛成意見も。
しかし、「失礼だと思いますよ。冗談じゃないですよ、若い人には負けませんよ」と断固拒否から、「もみじの果ては、あの世へ行けということでしょ。黒枠になっているのはそう見えますよ」と石持て追われるような心境?を。
スタジオでは、憲法違反と明快な反対を主張した若一が「75歳以上ですよとマークつけて走らされている。75歳以上でも働いている個人タクシーのプロのドライバーが、このマークをつけることでどれだけ商売の邪魔になるか」
キャスターの赤江が「確かに、私のような年齢でも、技能はないんですから年齢ではない」と。
弁護士の大澤孝征も「一律に義務化することには相当の問題がある。75歳ではじめて免許を取る人もいるわけで、その時は若葉マークと枯れ葉マーク両方着けることになる」
確かに、枯れ葉のマークに、故意に付けたのか黒枠のふちどり。デザインとしては最低。貧富の格差、地域格差、さらに男女差別、加えて年齢差別…と、益々はびこる格差社会、差別社会で、ぎすぎすしたものに。