羽田空港の国際化 歓迎しない人たち

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   成田空港(旧称新東京国際空港)が昨日(5月20日)で開港から30周年を迎えた――のを受けて番組内でも航空関連のニュースが硬軟で目立った。

羽田か、成田か

   バブリーなのは、シンガポール航空の『豪華スイートつき』大型機A380。昨日開港記念に初就航した同機には番組リポーターの米田やすみが搭乗した。米田はスイートルームの豪華さを強調するが、バスルームやリビング空間がない『スイート』は狭苦しく映り、ユニットバス風の色合いと相まって、ちょっと豪華なカプセルホテルに見えてしまうのが欠点だった。

   硬派なものでは、成田の滑走路問題や羽田の国際空港化。番組が取り上げた記事の見出しは「羽田国際化へ旋回」(日経新聞)だったが、それを見た司会のみのもんたは「羽田か、成田か」とキャプションをつける。羽田といえば成田なのである。

   「成田空港のある千葉県の堂本さんは、『冗談じゃない、もっと成田をちゃんとしろ』って言ってるんじゃないですか」とみのは想像する。大きな犠牲を払って得た権益が損なわれないよう、成田は羽田の動きを逐一監視する。

   結局、日本の航空行政はNARITA問題の過去から抜けきれてないと与良正男・毎日新聞論説委員が指摘すると、みのは「だからねえ、(成田空港を)つくるときの発案――まあいろいろあったんでしょうけど」と原点回帰。

   しかし、みの自身、これより先に「『なんで成田に空港つくったんだ』って言う人もいるけど、つくっちゃったのはしょうがない」とコメントしていた。どうにも堂々巡りになりやすい問題だ。

文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
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