JALのシンボルマークとして48年間、機体の尾翼などに描かれてきた鶴のマーク「鶴丸」が今月いっぱいで姿を消すという。2002年のJASとの統合時に新デザインを決めて以来、次第に移行を進めていたそうで残りは数羽。
(日本通運の)ペリカンに続いて鶴も絶滅するという生態系の崩壊現象に「ホントに?」「なんで?」と動物好きの司会者みのもんたも驚きを隠せない。
「なんか、寂しいような気もする」と嘆息するみの。「鶴のマークって安心するんだけどねえ」と言うと、「そういう方が多いんですよ」と竹内香苗アナがフォローに入る。「海外でそのマークを見るとホッとするという方は多かったと…」
しかし、考えてみると、みのが安心できるようなデザインだったことが「鶴丸」絶滅の原因だったのかもしれない。JAL尾翼の新デザインは自称「太陽のアーク」――と聞こえはいいが、赤く塗っただけで、のっぺりと無機質。「鶴丸」とはまことに対照的である。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト