ノーテンキの「スッキリ!」もとうとう取り上げた。中国・四川省の巨大地震の惨状だ。それだけ凄まじいという『証明』か?
とくに、中国政府が各国の救助隊など人的支援を拒んでいること。英紙タイムズが、「助かる見込みがあるうちに受け入れるべきだ」と批判したと伝え、「スッキリ」としては珍しい。「アメリカ当局は、『立派な対応だ』と皮肉った」と。
日本の国際消防救助隊も、出発直前の空港で5月13日、中国政府の「必要ない」という回答を受け取った。「受け入れ態勢が整っていない」というのが中国側の説明だが、同隊がもっている災害救助犬での生存者の発見率は時間と共に低くなる。24時間いないなら75%、48時間までなら25%、72時間になると15%だ。
加藤浩次が、「もう発生から4日ですからねぇ」
ロバート・キャンベルは、「まず受け入れるべきでしょうね。中国の初動が遅かったのは、被害を小さく見ていたのではないかと、メディアにいわれている」
「人的支援を拒否する理由は?」と加藤。
テリー伊藤は、「少数民族の土地でしょう。世界の人たちがいったとき、体制への不満をいわれてはたまらない。それと建物だって、専門家が見たら鉄筋が細いとかわかっちゃう」「聖火リレーで、世界中の中国人が団結した勢いがあった。世界の人ができないんなら、自国民を助けてあげてください。それがいちばん」
キャンベルは、「リレーで中国人の学生の結束ができた。それを生かして欲しい」
しかし加藤は、「助かるか助からないか、人の命がある。支援を受けないというのは……」と納得できない様子。
被害者の数字が、死者1万5000人、生き埋め2万5000人、不明1万4000人のままで、丸1日動いていない。気になるところだ。