スパモニ、中国にビビる? 聖火リレー問題

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   今週(4月)26日に迫った長野市の北京五輪聖火リレー。『スパモニ』は、対中国批判の抗議活動を行っている『国境なき記者団』のロベール・メナール事務局長が来日するのに焦点を当て、取り上げた。が、その中身には「オヤ?」と思わせる箇所が…。

   まず気になったのは、『抗議の「首謀者」来日へ』という番組のタイトル。さらに「一般の市民を巻き込むことに罪の意識はないのだろうか?」と語るナレーション。

   確かに、国境なき記者団は、先月24日にギリシャで行われた聖火採火式の最中に乱入し、警察当局によって拘束された。

   しかし、まだ日本に来ていない人物、一般市民を巻き込むかどうかもわからないのに、悪事や陰謀をたくらむ人を指す「首謀者」呼ばわり。あげくの果て「罪の意識はないのだろうか?」というはいかがなものか。

   チベット騒動をめぐる対中批判の巻き返しで、中国国内では仏系スーパーの「カルフール」をターゲットに不買運動などの抗議デモが広がっている。こうした中国のナショナリズムの高まりにビビって、必要以上の自主規制か?と勘繰りたくなる。

   さらにコメンテーターもおかしかった。作家の室井佑月が「迷惑な話だよネ~。国益を考えたら(中国かチベットか)どっちかに肩入れすることはできないわけじゃン。警備の人たちもたくさん動員するから税金いっぱい使うでしょう」。

   米CNNテレビのコメンテーターによる対中批判発言に、中国外務省の猛烈抗議やらデモが続いているが、ひょっとしたらコメンテーターとして敏感に反応したのか。

   番組で報じた長野の聖火リレー実行委員会のコメントが、ひと際まともに感じた。「暴力的な行為とか不良行為でない限りは、それらの行為は尊重すべきものと考えている」と。

文   モンブラン
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