みのもんたが「防犯カメラを徹底検証!」と叫ぶ。4月18日夜、女性会社員が江東区潮見のマンションに帰宅した後で、行方不明となっている事件である。
番組によれば、このマンションには5台もの防犯カメラが設置されていて、そこには女性が帰宅後外出した形跡はない。となると、マンション内にいるのか、と警察が約100世帯をしらみつぶしに捜索中。
「ベッドの下の引き出しや、台所の米袋まで調べていた」(住人のインタビュー)という徹底ぶりで、約8割の部屋の捜索が終了。しかし、いまだ女性を発見できてないせいか、今度は「外へ連れ出された」説が浮上してきた。
そこで気になるのが防犯カメラの「死角」であり、番組で「検証!」と相成った次第。検証と聞いて、現場を再現したセットやカメラの現物を使った実験などをつい連想してしまったが、そんな大げさなものでない。図で現場のカメラ配置状況を紹介しただけ。それによれば、建物に向かって左の外階段を降り、すぐ右に曲がった場合はカメラに映らないという。
しかし、この死角ルートは少々込み入っていて、カメラの状況やマンションの出入りに精通してなければ気付かなそうだ。マンションの内か外か――。謎は混迷の度を深めている。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト