結局「せんとくん」に決まった平城遷都1300年記念のマスコット・キャラクターの宣伝効果がはじき出された。といっても、テレビで放映された時間にコマーシャル単価をかけあわせただけなのだが、なんと15億円になるのだと。
「かわいくない」「気持ち悪い」などと、賛否がわかれたために大いに話題となって、NHKと民放キー局の28番組で計1時間52分2秒に及び、広告料に換算すると14億6959万167円、さらに全国紙の記事段数などを加えると、約15億円になるという。
とくに「スッキリ」では、3月31日にテリー伊藤が勝手に「ぬる坊」と命名するなどして、大いに盛り上げた。その結果計8回で、37分58秒で、これが5億円に相当するという。
加藤浩次が、テリーに「問題意識はよかったが、途中からおかしな方向へいったような」(笑)
テリーは「そんなことないですよ。奈良県が使ったのが1000万円でしょう。それが15億円になって、はっきりいって『平城遷都1300年』なんてだれも知らなかったのが日本中が知ったわけだから、経済効果は大きいですよね」
加藤は「これからどうなるんですか?」
山岡三子は「今後もやり続けて……」というのに、加藤が首を傾げる。
テリーは「まりもっこりみたいにそろそろ着ぐるみを作って、動いて欲しい」
加藤「勝谷さんは納得いかないようですね」
勝谷誠彦は、「もちろんです。世界の仏教徒は怒ってると思いますね。とりあえず、請求書を実行委員会宛にだしますから」(笑)
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト