恥を晒しただけの先の衆議院選「刺客選挙」、郵政民営化のドサクサに紛れ成立させた粗雑な「後期高齢者医療制度」はいまや非難ごうごう……
そんななかで、「小泉人気」まだ安泰と思ってか最近、活発な動きを見せる元首相。今朝(4月17日)の『スパモニ』で、その「化けの皮」の一枚がまた剥げた?
「大変苦しんでいるんですよ」と、福田首相が胸のうちを明かした党首討論があった9日の夜、小泉元首相が自民党の小池元防衛相、民主党の前原誠司元代表と都内で会合を持った。
さらには、来るべき総選挙に出馬を予定している候補者の演説会を訪れるなど、目障り?と思えるほど、活発に動き回っている。
「果たしてこれらの動きは政界再編の蠢動(しゅんどう)を意味しているのでしょうか?」とナレーションが。
これにテレ朝コメンテーターの三反園訓が、引っ掻き回しているだけだと、次のように言い切った。
「はっきり言いまして、小沢さん憎しですネ。小沢民主党に対して振り回してやろうという思いがある。(小泉元首相が)福田派にいた時から角福戦争で、(小沢さんには)ずっと負けてきましたから。根底には仕返ししてやろうという思いがある」
「反小沢である前原さんと会合することにより、民主党を掻き回してやろうと」
「タイミングがいいんですよ。9日の会合で小泉さんは(小池、前原両氏を前にして)『ここに総理候補が二人いる』と発言した。聞いた人は『小池さんを担ぐつもりかな?』とか『再編の後、前原さんを総理に考えているのかな?』と勘繰る。思惑があっての発言ではなく、チャチャを入れてやろうと。政局を楽しんでいるのです」
これには、お笑いタレントで『コント山口君と竹田君』の山口弘和が怒った。
「後期高齢者医療制度など実行された後に、いろいろ問題が出てきている。まだ責任があり、(そうした問題について)ほんとは話さねばならない。これでは外野席でワイワイ騒いでいるのと同じだ」
ジャーナリストの鳥越俊太郎も「(ねじれ国会よくないというが)国民の選択肢が増えたわけだから、それを政局の名で、楽しみのためにいじるのは止めて欲しい」と、「遊び人・小泉」の出しゃばりに苦言を呈した。