冒頭、とり上げたのは、行方不明中の19才の女性が公開捜査となり、彼女を連れ回した26才の男が逮捕されたというニュース。
ケータイの出会い系サイトで知り合った2人は、4月5日、JRの東京・亀戸駅前で落ち合い、男のワンボックスカーで奥多摩方面に向かったらしい。翌6日には女性がケータイから110番通報をするが、この電話は山梨県内の警察に入っている。同時に彼女は、家族にも、「知らない男に連れ回されている。助けて」とSOSを発している。
以後、電話は不通となり、女性は行方不明となるが、11日、男は自宅マンション近くにある青梅市の公園に駐車していたクルマにいるところを見つかり、身柄を拘束された。覚せい剤を所持していたと伝えられる。男は、山梨県内の峠道で休憩中、女性がクルマから逃げだしたと言っているという。
男の母親はインタホン越しの、「今までこんなことはありましたか」という質問に、「ある訳ないでしょう」と言い、「覚せい剤を持っていましたが」と聞かれると、「それも知りません」と答えた。連絡があった日についても、「覚えていない」と話す。
小倉智昭は「関係ないと見放している感じですね」と言う。
この事件を報告した大村正樹によると、出会い系サイト絡みの事件は減る気配を見せず、 被害者の90%は10代で、そのうちの95%がケータイを持っていたとのこと。
ピーコ「昔なら、知らない人のクルマに乗らないし、行ったことのない山の中でクルマを飛び出すなんて…。私が親御さんだったら女の子に、そんなことは危ないんだと懇々と言うと思う。今の親御さんは出会い系のサイトが危ないんだということも知らないんじゃないかしら」
福田和也「ケータイは重くない軽さが大事なんだと思う。紹介から付き合っていると面倒だし。後くされなくその場で別れられる。ネットで人間関係が稀薄になっているなかで、そのあたりが魅力なんだと思う」
ケータイそのものが問題なのではなく、使いかたひとつなんだけれども。