例の「羊水発言」騒動以来、活動を自粛していた倖田來未がほぼ2か月ぶりに復帰、静岡・袋井市で開いたコンサートの模様を取り上げた。まずは黒のロングコートでステージに現れた彼女が、「心よりお詫びします。申し訳ありませんでした」と頭を下げる場面が流れる。ついで、衣装をセクシーなものに替え、激しいダンスも入れて元気に歌う姿。中盤のバラードでは思わず泣き出すファンも。声援の高まりに倖田自身も感涙にむせぶなど、結構、盛り上がったようだ。
街で拾った反応は、「うれしい」と歓迎する一方で、「早過ぎる」と受けとめる人もあり、賛否両論。スタジオ陣は好意的で、小倉智昭は「なんで早過ぎるという声が起こるのかわからない。若気の至りで言ってしまったことをあれだけ謝ってきたんだから。きびしく糾弾して足を引っ張っているとしか思えない。政治家は失言してもノウノウとしているのに」。
すると、ピーコも「歌手は歌ってなんぼ。歌って心を表現するのだから、歌で認めればいい。早く歌わせてあげたほうがよかった。25才にしては幼いかもしれないけど、今度のことで、人を傷つけたとわかったと思う。もう許してあげていい」と擁護する。評論家で慶応大教授の福田和也は「アメリカではアーチストがもっと過激なことを言っても活動を停止したりしない。いやなら見なきゃいいんだし、買わなきゃいいんだから」とコメント。
みなさん芸術家に理解がおありになる。が、メインキャスターのことばに流されている気がしないでもない。
文
アレマ| 似顔絵 池田マコト