テレビ朝日のドラマ「未来遊園地II 馬泥棒とメリーゴーラウンド」。園長役のココリコ田中を見たいと思ったからだ。前から演技はうまかったけど、どこまで腕を上げたかな、と気になった。
メリーゴーラウンドの高価な「馬」が盗まれたとか、管理人役の女性が過去に父親に捨てられたとか、いや実は父は死んでいたとか、少し分かりにくい話だった。しかし、最近多いパターンの、説明過多で視聴者に「さあ理解しろ」と偉そうに迫ってくるドラマとは一線を画すつくりだとは感じた。ある意味時代の流れに逆らっているともいえる。一昔前よく名前を聞いた「アズバーズ」という制作会社が関わっていたせいもあるかもしれない。しっかりつくっていた。
田中の演技は成長してるな、とも感じた。青春ファンタジックとでもいうのか、ドラマのちょっと不思議な世界にうまく溶け込んでいた。いい演技だったと思う。
とは言え、話は今ひとつ気分が滅入る展開で、寂しいドラマだった。せっかく舞台は遊園地なんだから、もう少し楽しい気分になりたかった。
遊園地なら もっと明るく できないの?