ママ脱税に見る銀座 不景気なのか「ガッポガポ」なのか

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   "夜の蝶"の稼ぎ頭は、やはり銀座の女。ごまかした金額は半端じゃなかった。

刑務所行きですよ

   毎夜男を酔わせ、ガッポリと稼ぎながら税金をごまかしていた銀座の有名クラブママとその従業員である人気ホステスが昨日(4月3日)、所得税法違反で在宅起訴された。『スパモニ』がその巧妙な手口を追った。

   銀座ママから「脱税ママ」?になった被告(62)の手口とは。複数経営するクラブのホステスを従業員にし、その給与から源泉徴収した所得税を天引きしながら一部しか納付せず大半を新規開店資金や遊興費に使っていたというもの。

   天引きしていた金額は、2005年から06年までの間に2億4000万円にのぼるとか。

   「(源泉徴収した所得税の)納付金の詐取というか横領というのか、あまり聞いたことがないですネ」。銀座のクラブの顧問税理士をしている税理士もびっくりするのだが……。

   もともとツケで飲む客が多いうえ、銀座の夜の蝶は昼の職業を隠したアルバイト蝶やら、出たり入ったりの蝶で分りづらい。そこを悪用してホステスの人数を少なくしたり、支払った給与を少なくしたりして支払う納税額を減額されると、税務当局が把握するのは大変。

   被告ママのさらなる巧妙な手口は、税務調査が3年から4年に1回の割で行われるのを見計らって店を潰し、新規オープンを装うという手口も使っていたという。

   ジャーナリストの大谷が「今は1億円以上の脱税はみな実刑ですから。間違いなく刑務所行きですよ」と手厳しい。夜の銀座を仕切っていた蝶の没落。酒の肴にして笑うしかない。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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