小倉が質問「捕鯨反対なぜ?」 デーブ・スペクターは逃げたのか

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   昨日(4月1日)のエイプリル・フールの話題の流れで小倉が「きついシャレかと思ってたら」と切り出して紹介したのは、オーストラリア(豪)政府が、軍用地に生息する野生カンガルー400頭の駆除計画を撤回したニュースだった。環境保護団体などが、豪政府が日本の調査捕鯨に反対する姿勢との「矛盾」を批判していた。

なぜなんでしょう

   小倉は、豪では毎年200万頭のカンガルーを殺すことが許可されていることを指摘し、「(鯨も)同じ動物でありながらなぜ」と問題提起した。カンガルーの肉は食用やペットフード用として使われている。

   佐々木恭子、笠井信輔両アナは、食文化の違いなどを指摘した。デーブ・スペクターは「(カンガルーは)牛みたいなもの」と話した。

   小倉は、「捕鯨反対に固執するのはなぜなんでしょう」とデーブに質問した。

   デーブは「多過ぎるのは間違いない」として、「猟銃」を例に挙げ殺害方法も問題となるという考えを示した。

   「(数が)多過ぎる」というのは、「絶滅」を心配する向きもある鯨に関することではなく、「捕カンガルー」についてのコメントだろう。デーブは勘違いしたのか、それとも捕鯨問題は答えたくない質問だったのではぐらかしたのか、は定かではない。オープニングトークだったせいか、かみ合わない質疑はそのままに、小倉は高木美保への次の質問に移った。

   もっとも捕鯨についても「殺害方法が残酷だ」と問題視する人たちがいる。ちなみに豪の400頭駆除計画は、薬物注射で安楽死させる準備をしていたそうだ。豪では、「日本人」を捕鯨の際に使う「銛(もり)」で「突き殺す」シーンがあるビールCMの放送があった。日本のテレビには、「オーストラリア人」を「注射で安楽死させる」ようなCMが流れないことを望みたい。例えエイプリル・フールでもそんなネタは見たくない。仮に「対抗」するとしても別の説得方法を取ってほしいものだ。

文   赤坂和郎| 似顔絵 池田マコト
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