さあ、4月1日になった。ガソリンの暫定税率の期限切れで、東京都内ではいろいろ混乱があった。値下がりを待ってケチケチ給油の結果、ガス欠・立ち往生の車が続出。一方、午前零時からは、値下げしたスタンドでは行列ができた。
ガソリンの税金は「蔵出し税」だから、すぐ小売り値には跳ね返らないのだが、あるスタンドは「あれだけ客が待ってくれるんだから、赤字になってもしかたがない」という。値下げは全体の2割程度という。
福田首相はきのう(3月31日)、「政治のつけを国民にまわすことになって、心からお詫びする」といったが、いっぽうで「財政に穴があくので、暫定税率の維持をお願いしたい」と、衆院での再議決への理解を求めた。対する民主党の小沢代表は「暫定税率は国民のみなさんに返すと」。ある世論調査では、6割以上が「暫定税率撤廃」を支持していた。
宮崎哲弥が福田首相に猛然とかみついた。「あの会見が、国民の心に響きましたか? なぜ暫定税率が必要かわかりましたか? 財政に穴があくというが、必要ならちゃんとした税金で賄うべき。暫定でほっぽらかしてきたのは政府の責任だ。環境に悪いといいながら、道路を作ろうという。もうマイナス、0点以下」とぼろくそだ。
テリー伊藤は「車に乗らない人にも関係がある。船のディーゼル燃料が安くなれば、魚が安くなる。輸送のトラックも楽になる。いいことだ」
加藤浩次は「与党はまた復活させようというんでしょ」
「こんなふざけた話はないですよ」とテリー。
宮崎は「わたしは5分5分で政治的に上げられないと思う。もし、再可決するんなら、福田内閣の総辞職と引き替え、言葉はきついが首相の首を差し出すしかない」と。
テリーは「ガソリンが安くなって喜んでいる人いっぱいいる。ゴールデンウイークも近いし、もし上げるんなら、選挙すべき」
「その時期に来てるかも知れませんね」と加藤。
「道路特定財源を考えるためにも選挙は必要だ」(宮崎)
「ムダをやめますとはっきりさせないといけない」(テリー)
「一般財源化するのはどうなんですか」(加藤)
「これまで国交省だったのが、今度は財務省になる。これまた怪しい」(テリー)
「きのうの福田演説も財務省がいってること」(宮崎)
「どういうことですか?」(加藤)
「自分の考えがないってこと」(宮崎)
と、勇ましかったのだが、あとになって訂正が入った。それも、グッチ裕三の「マンマミーア」を延々とやったあと。なんと、福田、小沢両氏を並べた画面で、暫定税率を福田・撤廃、小沢・復活と逆にしていた。これじゃしまらない。