冒頭、今朝、飛び込んで来た野球関連の“2つの決断” を小木逸平キャスターが伝えた。
いずれも、かつて巨人のスターとして活躍し、アメリカに渡った、松井秀喜と桑田真澄が決めた身の振り方である。前者は結婚に、後者は引退に踏み切った。ある意味で、スタートとゴールということになろうか。
松井の結婚については、「サンケイスポーツ」のスクープ記事を、小木がほとんど全文、読み上げる。それによると、25才の元OLと近日中に挙式し、4月の開幕時には同居する予定だという。
ここで、MCの赤江珠緒を挟んで、小木と並んで立っていた鳥越俊太郎がコメントを入れる。「野球選手はだいたいシーズンが終わってから結婚するんですけど、珍しいですね、開幕前にするというのは」。野球好きの鳥越らしい談話ではあった。
松井は、噂に上った女優やタレントと、結婚しなかったのか、あるいは、できなかったのか。結局は、球をよく見きわめる、堅実な彼にふさわしい選択をしたような気がする。
桑田の方は、本人も言っているように「燃え尽きた」のだろう。鳥越は、「みんなはまだ出来ると思っているのに、神様に言われて決意したというのは、桑田選手らしい引退」と言及していたが、マイナー行きが確実となって、ここらあたりが「頑張りの限界」と悟ったうえでの判断だったと思う。
新しい生活環境に身をおくことになる2人の前途に幸多かれと祈りたい。
文
アレマ| 似顔絵 池田マコト