茨城県のJR駅で8人が殺傷された通り魔事件。容疑者は、別の殺人事件で指名手配され逃亡中で、警察は事件が起きた駅を含め周辺を警戒中だった。スタジオは警察の対応に議論が集った。
警察に落ち度はあったのか、と問う加藤浩次にテリーは「警察は逃げるものを追いかけるのは強いが、相手が攻めてきた場合は弱さを感じる」とやんわりと批判した。
勝谷誠彦は、事件現場に警察官が配置されていたことを指摘し「ほかの人がいるのも分かるけど」と断った上で「撃てなかったのか、ていうのは思います」と、銃を使う強硬手段を取る是非を問題提起した。
さすがに強硬過ぎると感じたのか、ほかのスタジオ陣は銃撃問題についてはスルー。テリーは、殺人事件の指名手配犯が周囲にいることの周知をすべきだったと、警察の広報姿勢に疑問を呈した。勝谷も「駅に立看板はあったのか。あったなら(犯人が駅に近付く)抑止効果もあった」と応じた。
容疑者が逮捕されたのは、警官が出払った交番を容疑者が訪れ、そこから犯行を告げ待っていたから、とされる。容疑者は逃げようと思えば、まだ逃走できていたのかもしれない。「撃つ」べきだったかどうかはともかく、警戒態勢の検証はしっかりやってほしい。
文
赤坂和郎| 似顔絵 池田マコト