2歳児を放置死 豪邸家族の不可解な関係

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   埼玉・三郷市で起きた、29才の母、島村恵美容疑者による、次男健太ちゃん(2才)放置死事件を原元美紀リポーターが伝えた。

痛ましいです

   現場は3階建ての豪邸。その3階で死後数日たつ次男の遺体が発見される。容疑者が自分の父親に、次男の様子を見て来てほしいと頼んだことから発覚した。住まいと人間関係はやや複雑。豪邸には容疑者の3人の子と、祖父母が住んでいた。容疑者は近くのマンションに1人で生活、父母はまた別のマンションに暮らしている。容疑者の夫は単身赴任でほとんど別居状態。

   原元が拾った近くの人の声。「(容疑者は)スタイルよく美人系。お金持ちでブランド品嗜好」「本人が一人っ子だからか子どもは欲しがっていた」「夜な夜な飲み歩いていた」「子どもの泣き声がよく聞こえた」。

   容疑者がよく通っていた喫茶店の常連が、彼女の子どものことを心配して「大丈夫?」と声をかけると、「あんたなんか関係ない」と逆ギレしたという。

   子どもの面倒を見ない容疑者を祖母が見るに見かねて、「お前は出て行け」と追い出し、マンションに引っ越すことになったらしい。引っ越し後10日間、3人の子どもは置き去りにされる。そして、豪邸に顔を見せた容疑者は、具合の悪い長男(6才)と長女(2才=双子)は病院に連れていっている。次男の状態はどうだったのだろうか。

   吉永みち子「育児放棄は、それを生み出す環境を伴う。親から何もされていないと、子どもとどう接したらいいか分からなくなるのではないか」

   宮川俊二「こういうときは普通、貧困のケースが多いが、この場合は豊かすぎるためか、責任がどこにあるのか、血のつながりとか時間的距離とかの関係が見えてこない」

   吉永「夫婦の形とか、親子の形とか、人のつながりが空虚な感じだ」

   付近の住民は児童相談所に連絡していたが、担当者が訪れると、「来るな!」と容疑者が拒んでいたという。そのくせ「育児ノイローゼ」と主張し、「自分のほかに面倒を見る人がいたハズだ」と言っているとか。

   赤江珠緒「防げば防げたような気がします。痛ましいです」

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
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