黒人演歌歌手ジェロ みのデビュー曲を歌えるのか

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   日本初の黒人演歌歌手、ジェロが登場した。デビュー曲「海雪」(詞・秋元康、曲・宇崎竜童)が、オリコン初登場でいきなり4位、以後連続3週トップ5入り、演歌・歌謡ランキングでは3週連続1位の実力やいかに――。

うれしいね

   登場したジェロは、ルーズなポロシャツとジーンズ、バンダナにキャップを重ね、口ひげにイヤリングという完全なヒップホップ・スタイルに、「これで演歌?」とみのもんた。事件モノや都議会の騒動にうんざりしていたみのの目が一気に輝く。

   そして、デビュー曲「海雪」を歌った。「いまは亡きおばあちゃんとの約束を果たすため、海を渡って演歌歌手になった・・・」とみのが得意のイントロで盛り上げる。スタジオはもう、夜の雰囲気だ。

   歌える歌が123曲もあるというので、これをパネルにした。なかから難しそうなのをみのが選んで、「ちょっとやってみて」。五木ひろしの「契り」、「あなたはだれと?」に「あやー」とみのが感嘆。ついで、坂本冬美の「夜桜お七」、美空ひばりの「川の流れのように」…

   「ここまで歌ごころがあるとは・・・」とみの。

   柴田秀一は、「一番感心したのは、全部鼻濁音が出ていること。演歌の真髄、『契り』なんて素晴らしいですよ」

   みのが「この人は有名なアナウンサーです」

   と、みのがわざとらしく、「あれ、あの名曲が入ってないじゃない」(スタジオから笑い)というわけで、みのもんたのソロデビュー曲「夜の虫」を2人で歌った。

   「うれしいね。これを知っててくれて」「取材の方から教えられました」

   本名ジェローム・ホワイト・ジュニア。1981年ピッツバーグ生まれの26歳。母がハーフなので、日本の血は4分の1。5、6歳で美空ひばりの「越後獅子」を歌ったのが最初で、以来演歌ばかり。ピッツバーグ大学で情報科学を学び、2003年卒業と同時に日本のおばあちゃんのもとへ。

   和歌山で英会話の先生、大阪でコンピューターエンジニアをしながら、各地のカラオケ大会荒らし。NHKのど自慢で認められて、先月2月20日デビューとなった。おばあちゃんは3年前に亡くなったが、約束、「演歌歌手になること」「紅白歌合戦に出ること」のひとつは果たしたわけだ。二つ目も見えてきた。

   日曜日、福岡でのイベントには1日に1万人が集まり、CD150枚は10分で完売。あと、握手、握手の大人気。この1か月のテレビ出演や取材は180本以上、1日平均6本という超売れっ子だ。

   好きな食べ物が納豆と梅干し。好きな言葉が「一期一会」。みのは「なんでこんなに日本語がうまいか。友だちが1人を除いて全部日本人。その1人が男か女かが問題」と笑わせて幕でした。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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