「石原銀行」への追加出資400億円の是非を論議する都議会(予算特別委員会)は案の定荒れた。野党の知事追及はきつい。
民主党「責任の中にトップダウンによる決め方も入っているのか」
知事「トップダウンというのはあなたの党の小沢さん…」(ここで「聞いてないよ」とかヤジが飛ぶと、色をなして)「だまって聞きなさい。わかりやすく言ってるんだから」
共産党「1000億円の損失を出した知事の責任は?」
知事「私が社長だったらもっともっと大きな銀行にしてましたよ」
共産党「都民に謝るべきだ。それが知事としての責任だ」
知事「400億円出さないとこの会社つぶれてしまいますよ。つぶすにはもっともっと金がかかり、多くの犠牲者が出てしまう。それで動議を出しているだけだ。あなた、もっと先のことを考えないと…」
共産党「1000億円の赤字をつくった人間にそう言われる筋合いはない」
といったハイライト映像を流して所太郎が説明にかかる。
「400億円投入の根拠は、2008年度の自己資本比率を4%にするためのようだ。自己資本比率とは銀行の安全性を示す経営指標のこと。これも当初、都が出したマスタープランでは邦銀トップクラスの13.1%を維持するとされていた」
鳥越俊太郎「この銀行ができたころは中小企業に対する貸し渋り、貸し剥がしはなくなっていた。時代遅れの設立だった」
落合恵子「だまって聞きなさいとおっしゃっているけど、都民としてだまって聞いていられない」
萩谷麻衣子「石原さんの任期は2年後に切れる。やめたあと、400億円投入の責任はどうなるのか」
所によると、スタート時と今回を合わせて1400億円の出資だと、都民1人当たり1万930円の負担になるそうだ。石原知事を選んだ都民が受ける痛みか。