先行したオバマ候補を猛追するヒラリー・クリントン候補のように、長崎県の小浜(おばま)温泉が追撃ののろしを上げている。追いかける相手は福井県小浜市。米大統領選の民主党候補選びで、小浜市はダジャレを武器にオバマ候補を勝手に応援する独自ワールドを構築し、米CNNの取材を受けるまでに歩を進めている「強敵」だ。
2008年3月6日に放送された「2時っチャオ!」(TBS系)で、小林豊アナ(42)が紹介したのは、小浜温泉の観光協会がオバマ陣営に長崎名物のちゃんぽんを送ったという情報だ。勝利を願い「チャンピョン」にかけたそうだ。当初は、めでたい末広がりを意味する「八つ」を贈る洒落っ気も見せる予定だったが、結局12個(1ダース12食分?)を配送した。
司会の恵俊彰は「ちゃんぽんとチャンピョンは、分かるんじゃないかな」と、小浜温泉のダジャレに一応のOKを出した。一方、久保田智子アナ(31)は「末広がりは分からないだろうネ」と冷静に付け加えた。
ちなみにTBSのアナウンサー名鑑によれば、久保田アナは東京外国語大英語専攻、「特技」は英会話だ。「八」の字の末広がりとめでたさの関係を英語で簡単に説明するのは難しいと判断したのだろう。小浜温泉の送付個数変更は「グッドジョブ」だったようだ。ところで、めでたい数で洒落るなら「ラッキー7」という選択肢はなかったのだろうか。どうでもイイが。