巨乳で感じた 「裁判の検証力」への疑問

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   バスト101センチの「風船カップ」でグラビアやテレビで活躍した巨乳タレントの小桜セレナさん。彼女は東京地裁から器物損壊罪で有罪判決を受けていたが、東京高裁で「逆転無罪」を勝ちとった。その無罪の決め手となったのが、魅力の「バスト」だった。

ボクの目の前で

   セレナさんは「もともとデブだったんですけど。気にしていたんですが、今回に関しては(デブで)よかったです」と、うれしそうに話す。

   一昨年2006年11月、当時交際のあった男性宅の玄関ドアを蹴って壊したとして逮捕、起訴され、東京地裁から器物破損罪で有罪判決を言い渡されていたセレナさんは、これを不服として東京高裁で争っていた。

   争点は、セレナさんが蹴破ったとされる玄関ドアの穴から、セレナさんが部屋の中に侵入できたかどうか、にある。そこで東京高裁ではある実験が行われた。

   それは、突き破ったドアの穴からセレナさんが通り抜けることができるか、実際に確かめる実験だ。

   ドアの穴の大きさは、縦72センチ×横24センチ。「警察官が検証したようにやってみたがダメだった」と話すセレナさんに、「スッキリ!」はそれを再現してもらった。

   こぼれるような大きな胸に「スッキリ!」カメラがよって、穴を通り抜けようとするセレナさんを写すが、通れない。バスト101センチのセレナさんの胸の厚みは29センチで、どうやっても部屋に入ることはできなかった。

   裁判ではこのほか、「素足でドアを蹴破ったとされるのに、打撲のあともないので、その主張は認められない」とされ、セレナさんは逆転無罪を勝ち得た。

   「やってないことはやってないと言って闘い抜いて、事実が認められたことがうれしい。99.9%ダメだと思っていたので」と、いまにも泣き出しそうな声で語るセレナさんに、にやつくテリー伊藤が言う。

   「なんか、まだわかんないですね。もう一度ここで実験してみないと。直接ボクの目の前でチェックしたいですね」と。

   1回でもやればいい、こんな実験をやらずに有罪にした一審判決って、いったい…

文   のだめてるあき| 似顔絵 池田マコト
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