なだぎ武と芋洗坂係長 あなたの中の勝者はだれ?

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   土日にかけ続けざまにお笑い番組3本を見た。日テレ「エンタの神様」とフジ「R―1ぐらんぷり2008」、同じくフジの「爆笑レッドカーペット」の3時間スペシャル。

   エンタの神様は、これまで若手の苗床としていい番組だった。ただ最近は出演者が成熟してきて、さりとて新しい人はもう一つ、という感じでかつての勢いはない。「エンタのかみくず」にならないようにしてほしいものだ。

   R―1は、個人的には優勝したなだぎ武より2位だった芋洗坂係長の方が面白いと思った。あのハゲででぶっとした感じの人ね。俳優の田口浩正と昔お笑いコンビを組んでいた。ナンセンスで動きにリズム感があった。なだぎ武はある意味完成したものを持っている。円熟しているとも言える。ただ、芋洗坂係長の方が新鮮味があった。なだぎ武が大阪の人間というのも多少有利に働いた気がしないでもない。いずれにせよ、芋洗坂係長はなかなかオススメだ。

   レッドカーペットは元気がある番組だ。ポンポンとネタが飛び出し、まあ楽しく見ることができた。今回が3時間スペシャルだったことは別にして、もっと簡素化すれば十分レギュラー化可能な素材だと感じた。ただ、いくら瞬間芸といってもモノマネに傾斜すると邪道な番組になってしまうと思う。モノマネとは一線を画す必要がある。

   3本見て思ったのは、笑えたネタも結構あったけど、全体的にはお笑い本来のコク・キレが見られない、ということ。これは結構ヤバイレベルかもしれない。芸人のせいばかりでなく、テレビ局側の姿勢も影響している気がする。

      キャラ芸を 切り売りするか テレビ局

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