今朝(2月26日)の『とくダネ!特報エキスプレス』は、『花粉症』。いよいよやってきた花粉症シーズンだが、さて今年2008年の傾向は?
予想外の2月の寒さで飛散時期がズレ込み、3~4月にヒノキ花粉も加わって一気に飛来してくるという。しかも、環境省によると、飛散量が今年は昨年に比べ1.5~3倍とか。
そこで、例年この時期になると悩まされる花粉症に科学で戦えと、番組では『花粉症対策最前線』をリポートした。
まずは、花粉の飛散状況を自動的に観測するロボット。民間の気象情報会社がこのロボットで全国各地の飛散状況をデータ収集。48時間先までの全国各地の飛散予測をはじき出し、利用者に外出行動を決めてもらおうというもの。
厄介なのは室内に侵入した花粉だ。しかし、これも6畳一間で、濡れたバスタオル一枚を置いておけば飛散する花粉を吸収、下に落ちた花粉を掃除機で取り除けば10%~15%除去できるという。
花粉に対する抵抗力をつける新方式として、花粉のエキスを含ませた1.5センチ角の食パンを2分間程度口に含ませる『舌下方式』という減感作療法が実用化している。注射による減感作療法より精神的に楽だという。
まだ試験中だが、遺伝子組み換え技術でスギ花粉のタンパク質の一部をお米に蓄積させる『スギ花粉緩和米』、同じく遺伝子組み換えで花粉が飛散しないスギの木の開発も登場している。
さまざまな対策が講じられているのだが、まだまだ帯に短し襷(たすき)に長く、決め手に欠く。それに遺伝子組み換えなど、何か非科学的な感想かもしれないが、『自然』に逆行する対策には抵抗も。
花粉症の小倉は「まあ、生きている内は苦しまなきゃダメだね」。佐々木アナが「そんな結論出ましたか?」。