沖縄・与那国島に飛んだ俳優兼ベテランリポーターの阿部祐二が、ビーチに向かう道すがらで叫ぶ。
「なんだ、アレ」「すげえ、キタねえ!」。俳優にしては、“驚き”の表現が乏しく、セリフ棒読み調。いつ見ても同じに見えるのは残念だ。
さて、与那国を含む八重山諸島には、海流の向きからして、台湾、韓国、中国などの漂着ゴミが流れ着き、その量も増大傾向にあるそうだ。そこで、阿部は熱心に海岸でゴミを収集開始する。ゴミ屋敷の捜索で慣れているせいか、お手の物といった様子。その後、石垣島にも移動して、中国製と思われるギョーザ容器、農薬入りらしき容器などを次々にカメラに示す。
そんなVTRが終わり、コメンテイターの中国批判のボルテージに注目が集まるところ。“言論界のエース”(改め言論界のCM王)こと宮崎哲弥は、注意深く発言する。中国内のゴミ規制について、民間でやっていることでもあり、「経済発展のさなかにあって、(発展に)投網をかけるような規制は難しい現状」と現状解説に終始。
それにくらべて、七色の顔を持つコメンテイター、テリー伊藤はダイレクトな反応を見せてくれた。「石垣島なんて、世界でも有数のキレイな海でしょ。たまったもんじゃないですよ」「中国なんかもね、反日教育ばかりしないで、こういうことも教育してほしいね」
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト