「あの人が危ない!」 なぜ分かるか

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   「女房、子供よりかわいいね」。和歌山県内に住む和田浩一さんは、『とくダネ!』のカメラを前で、イヌをなでながらこう言い放った。1度ならず2度までも人命救助した、あっぱれな愛犬のことだ。

「あの人が危ない!」 なぜ分かるか

   まだ正月気分の抜けない1月5日夜、和田さんは愛犬・ドールちゃん(雌3歳)=ラブラドールレトリバー=と散歩を終えて自宅へ帰ろうとした。ところが、ドールは帰ろうとしないで、グイグイと引っ張る。

   「その時のドールの力があんまり強いので、もうついていくしかなかった」という和田さんが、連れて行かれた先は用水路の前。ドールは、深さ1メートルある用水路の前に止まって、吠えだした。

   見ると用水路の中に男性(86)が仰向けに倒れていたという。男性は命に別条はなく、無事に救助されたが、この日の最低気温は2℃。ドールが気付かず、朝までいたら・・・。

   しかし、ドールの人命救助はこれだけでなかった。昨2007年秋、朝の散歩中、ドールが何故か走りたがるのでロープを外したところ、懸命に疾走。止まっていた軽自動車に駆けつけると、急に吠えだした。

   和田さんが中を覗くと、男性がハンドルにうつ伏せになって動かない。おかしいと思い警察官を呼んで事情を聞いたところ、男性は自殺しようとしていたことがわかった。

   レトリバーは、賢いうえ嗅覚が効くというので盲導犬や警察犬に使われるが、小倉は「自殺しようとしている人も普通の人も同じ臭いがすると思う。どう嗅ぎ分けているのですかね」。これに桜美林大教授の諸星裕が「動いているか止まっているかですよ」。

   これでは、賢いドールに聞くしかないようだ・・・

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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