みの「その基地閉鎖、ぐらい厳しさ必要」 米兵少女暴行事件

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   また沖縄で米兵がやった。14歳の女子中学生を「家まで送るよ」といってバイクで連れ去り、暴行した。沖縄と米軍基地、日本とアメリカ、基地再編、これらがどうなっているかを、まったく理解していないからこうなる。司令官は兵隊の教育もできないのか。

日本人は沖縄見るべき

   事件が起こったのは2月10日夜。沖縄市の繁華街で、「家に送ってあげる」という米兵のバイクに乗った中学生は、米兵の自宅に連れ込まれ、キスなどを迫られたが抵抗。今度は車で普天間基地近くの北谷町の公園に連れて行かれ、車の中で暴行されたという。

   この間に中学生は携帯電話で友人に助けを求めていたが、防ぐことはできなかった。女子中学生はすきをみて逃げだし、警察に保護された。証言や通報から、警察は自宅にいた米海兵隊のタイロン・ハドナット2等軍曹(38)を婦女暴行容疑で逮捕した。

   「あってはならないことがまた起こった。何度も何度も米軍に抗議しているが」(仲井真弘多知事)

   「95年の事件(海兵隊員3人が女児を拉致して暴行)を思わせる」(東門美津子沖縄市長)

   1995年の事件は、日米地位協定の見直しや基地縮小論議にもなった。が、その後も事態は少しも変わらず、米兵による事件は続いている。なぜなのか。

   問題は政府の姿勢だろう。接待ゴルフ三昧の防衛省幹部には、沖縄の心は読めまい。

   みのもんたはストレートだ。「沖縄県民を、日本人を守れない政府はいらないわね。どうしたらいいんですか、みなさん」とパネルを示す。95年以降だけで8件、ひき逃げ、強盗、婦女暴行、殺人‥‥今回が9件目になる。

   「地位協定がどうという次元と、日本人を守れるかどうかは話が違うんです」とみの。

   岸田文雄沖縄・北方担当相は「あってはならないこと。強い憤りを感じている。今後、地元の意見を採り入れて、負担の軽減などに取り組む」といったが、そういう問題じゃなかろう。

   寺脇研は、「『ひめゆり』というドキュメンタリー、ぜひみてもらいたいが、そういう歴史の上にいまがある。政府はそれを忘れてはいけない」。

   川戸恵子は「日本人の意志をきちんと米側に伝え、わたしたちが納得できる解決をしてほしい」という。

   みのは「安保条約に基づいて基地はあるんだが、基地にいる米兵が不埒なことをしたら、その基地は閉鎖するよ、くらいにしないといけない。きびしさが必要」という。

   さらに「日本人は沖縄を見るべき。わたしは過去13年、8月15日には必ず沖縄にいる。高速道路を走ってごらんなさい、金網、金網、金網‥‥芝生、芝生‥高級な住宅。滑走路には轟音とともにでっかい戦闘機が降りてくる。日本人は見るべきです」

   しがらみのある首長は動けないかも知れない。ならば地元議会は、兵の教育もできない沖縄米軍司令官の解任要求決議を、ブッシュ大統領に突きつけてやれ! ニュースは世界に流れるぞ。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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