高校生の青春に燃え、ガッキーに萌える!? (音燃え!)

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   「ブルースは簡単に弾ける、だが感じるのは難しい」

   "音燃え格言"として、今若い世代から絶大な人気を得ているガッキーこと新垣結衣が読み上げたのは、私たちのお父さん世代が夢中になって聴いたジミヘンの名言である。

   日本テレビ系「音燃え!」は、高校生NO.1バンドを決定する青春系音楽番組である。テクニックだけでなく、音楽への情熱を伝え人の魂を揺さぶる"音燃え力"を基準に審査し、毎回厳しい審査を経て全国から集まった高校生がトーナメント形式で勝ちあがっていく。優勝者は"三ツ矢サイダー"のCM出演の権利が与えられるので、みな必死だ。

   さらに従来の音楽番組と一線を画しているのは、高校生である彼らが、日本の音楽史に残る名曲のアレンジで競うことだ。今回は、90年代の音楽シーンに大きな影響を与えた小室哲也率いる「TM NETWORK」の曲をテーマに、2組のバンドが戦うこととなった。

   後に鈴木あみのカヴァーで沸騰する「Be Together」を選曲したのは、某都立高校の軽音楽部の精鋭5人組バンドで、前大会優勝バンドの後輩である"平塚サンダーバード"。学内随一の技術を有するものの、バンド内のまとまりの無さに気づいたリードボーカルの女の子が、先輩バンドのアドバイスを受け奮闘する。

   一方、幼少期からの幼馴染で結成される茨城県出身バンド"CRAYMER"は、「LOVE TRAIN」を選曲。チームワークは抜群なのだが、唯一ボーカルの少年は練習に集中できない様子。どうやら彼は遠距離に住む女の子に恋をしてしまい、頭から離れないということを仲間に告げ、ついに告白に踏み切るという展開に。

   それぞれの課題を背負い、2組のバンドはステージで熱演を繰り広げる。軍配が上がったのは"CRAYMER"、結局ボーカルの少年はふられてしまったようだが、課題を吹っ切れた分、アツい演奏をみせた。

   高校時代という、多感で繊細な時期ならではの葛藤を感じた。青春の真っ只中にある彼らが過去の名曲を通し伝えるメッセージは、世代を超えることができるのだろうか。

ゆ~ゆ~族

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