時効目前でひき逃げ犯の男が逮捕、というニュースを大竹真が報告。
事件は2003年4月、福井県敦賀市で起きた。ラーメン店に入ろうと道路を横切っていた2歳の幼児を、信号無視、猛スピードで飛び出したクルマがひき、幼児は4メートル跳ね飛ばされ、死亡。クルマは救助せずに逃走した。
幼児の父は「事故は起こる可能性があるだろう。でも、逃げた行為にハラが立つ。感情ある人間なら止まるだろう」と憤る。
母は「オモチャのクルマの好きだった子がクルマに殺された。皮肉で悲しい」と話す。
警察の捜査は難航、両親は、情報を求めて、逃げたクルマの特徴などをかいたビラくばりをしていた。時効まで2か月半となって、事態は急展開する。敦賀市の建設業の男(41)が逮捕されたのである。「知り合いの男が、子を跳ねたと言っている」と、この男の知人が警察に情報を寄せたのが、逮捕につながったという。
情報が寄せられたのには、実は「スッキリ!!」も一役かっていた。
6歳の男の子をひき逃げされた奈良の両親が、時効を前にした2006年11月13日の放送で、「情報をご存じの方はぜひ、教えてほしい」と訴えていたことを、敦賀の情報提供者が知るに至って行動に移したようだ。奈良の事件のほうは時効を迎えてしまったが、父親は「私たちのしたことが、他の人の心を動かしたのかなと思っています」と静かに語る。
テリー「容疑者は犯行を否認しているらしいけど、知人にしゃべっていたとすれば、5年近く、自己嫌悪することもなく、反省もしていない」
アンドレア・ポンピレオ「この事件は痛い。許せない」
おおたわ「ご両親が自分たちでビラを作ってくばるのって、辛すぎる」
テリー「時効は5年だったのが7年に延びたけど、まだ短い」