教育者の不祥事が今年に入って相次いでいる。それも強制ワイセツ・・・「教育委員会も国も考えないとね」(みのもんた)と『朝ズバッ!』が取り上げた。
東京都昭島市に住む羽村市羽村西小学校教師、山本貴之容疑者(26)が昨日(1月28日)、強盗致傷の疑いで逮捕された。
山本容疑者は20日に、昭島市内の小学校で遊んでいた男子中学生たちに包丁を突きつけて、「ズボンを脱げ」と脅し、6人からズボンや下着、携帯電話などを奪った疑い。このとき中学生の一人がケガをした。
さらに山本容疑者は、奪った携帯電話で中学生の自宅にいたずら電話をかけていた。
山本容疑者とはいったいどんな教師だったのか。番組では、勤務先の小学校校長にインタビューした。それによると・・・
「休み時間には表に出て子供たちとよく遊んでいたし、子供たちの話をよく聞いていた。テレビドラマの金八先生にあこがれていまして、『生涯一担任』子供との生活を大切にするという意欲を持っていた」
ところがこれは“おもての顔”。自宅周辺では頻繁に、真夜中に大声で歌ったり、「ふざけるな」と大声で怒鳴ったりするなどの苦情で騒音トラブルを抱える“迷惑教師の顔”を持っていた。
京都造形芸術大教授の寺脇研は「ストレスの結果こうなったと思う。こういう形で発散するのは異常な証拠ですね。(インタビューに応じた)校長さんも他人事のように、深々と腰掛けて『熱血漢だ』とかいうようなことを言っていて、大丈夫なんですかね」と、訝った。
同じく昨日、大阪から東京に向かう高速バスの車中で、隣に座った女性(16)のスカートの中に手を入れた大阪大大学院準教授の山本敏久容疑(48)=大阪府蓑面市=が強制わいせつの疑いで現行犯逮捕されている。
番組によると、年が明けてほぼ一か月の間に、教育者による不祥事が7件に及んでいるという。この中の4件は、この準教授のほか大学の総長、中・高校の教師による強制わいせつ事件という。
教育者だから注目されるということもあるが、こういう教師に教わった子供たちの心の中に生涯残るだけに、ほっとけない。