ハンドボール再予選と湾岸戦争 接点は「日本ナメられてる」?

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   中東寄りの判定をする「中東の笛」に異議が認められ1月29、30の両日、東京で行われるハンドボール北京五輪の再予選。アジアハンドボール連盟(AHF) の"独裁者"アハマド会長の横紙破りで、国際紛争の様相を呈してきた。

日本の協会はだらしない

   昨日(27日)クウェートで行われたAHFの臨時理事会が開かれ、日本と韓国が再予選に参加すれば、今後AHF が主催する試合に参加する資格を停止することで一致したという。

   一方、再予選を決定した国際ハンドボール連盟(IHF)のムスタファ会長は、このAHF臨時理事会の1時間前に記者会見し「(北京五輪の)予選はIHFの管理下にある。裁判になろうと我々は決断を実行する」と発言、ガチンコ対決を鮮明にした。

   板挟みの形となった日本ハンドボール協会の渡邉佳英会長は昨日クウェートで、「より重いのがIHFなのだから、IHFの指示に従う。(再予選は)やらざるを得ないでしょう。予定通り」とコメント。「中東の笛」に異議を唱え、再予選の火付け役になった割にはどことなく他人事のよう。

   渡辺氏は、AHFの筆頭副会長兼理事というNO2の要職にあるらしいのだが、『朝ズバッ!』で見る限り、この人が臨時理事会でどのような主張をし、どのような議論が行われたか皆目わからない。

   昨日のクウェート通信は、「アジア諸国で2016年五輪招致で日本を支持できるかどうか大きな影響が出るだろう」とのアハマド会長発言を配信した。

   アハマド会長はアジアオリンピック評議会の会長も務め、「2016年五輪」の開催を決める国際オリンピック委員会委員の4分の1に相当する30票ほどを握っているといわれ大きな影響力を持っているという。こうなると独裁者の脅しそのもの。

   日本では、これまでハンドボールはマイナー競技だったが、もはやマイナーでは済まされない。

   みのは「だいたい湾岸戦争で日本に1兆3000億円も資金援助させておきながら、『謝礼広告』に日本の名前すら入れなかった。それにしても日本の協会はだらしない」とおかんむりだ。

   いくらクウェートが中東産油国だとはいえ、少し日本をナメていないか、協会も毅然としないからナメられる。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
姉妹サイト