またもや繰り返された病院のタライ回しで、95歳の老女が亡くなった。みのが「救急体制が整備されてないから行きつくところまで行っちゃっているじゃないですか」と怒った。
1月8日午後9時半ごろ、 東京・清瀬市で「胸が痛い」と訴えた老女を清瀬市消防署が救急車で搬送したが、11の病院で次々と拒否された。通報から52分後、ようやく12番目の病院が受け入れ、応急措置を施したが間もなく亡くなった。
通報を受けて救急車は3分後に女性宅に到着したが、清瀬市、小平市の病院から「ベッドがない」「重症患者の処置で対応できない」などの理由で受け入れ拒否されたという。
番組では、救急患者が病院をタライ回しにされたケースをフリップに列記し、みのが読み上げた。
ごく最近のケースでは、「今月6日、全身やけどの88歳の女性が4病院で受け入れ拒否」、「昨年12月には89歳の女性が30病院で受け入れ拒否2時間後に死亡」、「同じく12月に66歳の男性が16病院で受け入れ拒否され2時間後に死亡」と、何故か、タライ回しにされ死亡するケースはお年寄りが目立つ。
まさかお年寄りを“狙い撃ち”したとは思いたくないが、本当にベッドがなかったのかなど、11病院の拒否理由をきちっと調べておくべきだろう。
背景には医師不足があるといわれているが、“一極集中”の東京で起きるとは?この疑問に舛添厚労相は「産科にしても小児科にしても、緊急医療にしても、都会、田舎を問わず、東京でも同じ。こういうことは起こる。抜本的な医療体制の整備をやらないといけない」と。
みのは「大地震とか大火災が起きたらどうなりますか。一体何が起きているのですかね」。