年明けすぐのNHKプロフェッショナルでイチローを取り上げた。イチローに密着して自宅の様子なども紹介してた。
米大リーグは結果しか求めない、という厳しいイメージがあるけど、そういうプレッシャーをはねのけていい結果を出してきている。本当にすごいことだ。
奥さんの弓子さんがつくるカレーライスを昼どきに食べる、というのを習慣づけてるみたいで7年間続けてるそうだ。ほかには野菜ジュースらしきものがあるだけだったな。集中力を高める儀式のようなものかもしれない。
結果を出す、ということにさぞかし拘っているのかと思っていたが、イチローはそれ以上の美学を追っていることを初めて知った。単にヒットを打てばいい、ということじゃあないんだ。
どういう美学かというと、相手投手が持っている一番いい決め球を打つ、というものだそうだ。相手の最高のボールを打ち崩してやる、というのだからすごい。
打率を落としてホームランを打つスタイルもやろうと思えばできるが、あえて今のスタイルを貫いているとも話してた。今年は圧倒的な成果を残すと意気込んでもいた。これだけの実績を残しながらまだ満足してないんだ。
内面の戦いを続け、プレッシャーを克服し続ている。まるで求道者のようだ。また、そういう気持ちでないとここまですごいことを続けられないだろう。
そういえば国民栄誉賞をイチローに贈ろうという話が持ち上がったとき、イチローがまだまだです、といって断ったことがあった。このときもすごい、と思ったけど、成長し続けようとする姿勢は当時から持ってたんだね。
求道者は 結果のクニで 美学追い