豪環境相、捕鯨日本へ「過激発言」? TV翻訳信じていいか

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    今日の「得もりボード」では、南極海で日本の捕鯨調査船に乗り込んだ反捕鯨団体活動家2人が拘束された事件が大きく取り上げられた。

謝罪どころか非難!

    町村信孝官房長官の「合法的な活動に対する誠に危険な行為。政府として強く非難する」という会見映像が流れたあと、笠井信輔アナのナレーションが入る。

    「これに対して、拘束された(2人の)うち、1人の母国オーストラリア政府は――」

    そこで、画面にはスキンヘッドの見るからに怖そうな男が現れた。「オーストラリア ギャレット環境相」との肩書き。

    ギャレットはいきなり「日本語」で喋りだした。「調査のための捕鯨なんてでたらめだ! 殺さずに調査できるはず」。日本語音声に、日本語キャプションつき。

    これを受けて、「謝罪どころか日本を非難!」と笠井。

    さて、この流れを見る限り、ギャレットの発言は、拘束事件や日本政府の非難に対してのレスポンスのようである。

    まるで油に火を注ぐような行為で、興味を持った筆者は詳細を知ろうと、この番組以外のソースを懸命に狩猟した。が、まったく確認が取れなかった。VTRの発言部分には日付もないし、オリジナルの音声もない。「調査捕鯨反対」はたしかに環境相の持論のようだが、これはいつどこでの発言なのだろうか。

    テレビ番組のこういう編集、ちょっと前を思い出す。なんだか怪しい感じではある。

文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
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