三把ひとからげ対大物
“アキバ系"アイドルとして注目を集めた初出場3組(AKB48、リア・ディゾン、中川翔子)は、それぞれの持ち時間が短く、ほとんど“三把ひとからげ"な出演だった。「歌力」のないパフォーマンス要員として扱われているのは明らかだった。
リア・ディゾンは――もともと歌手志望だったというが――ライブで歌うには早すぎたのかもしれない。当分はグラビアと(ごまかしのきく)録音活動に専念してほしい感じであった。
中川が歌い終わった直後に、「子供は帰りなさい」と言って登場した“大物"の米米CLUBには、もちろんたっぷりと時間が割かれていた。だが、その米米CLUBも、デビュー当初はイロモノ系のパフォーマンス集団と見られていたのだから、アキバ系3組もまだ諦めることはない。