「紅白」の意外な楽しみ方

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あの女性も再チャレンジ組だった

   今年の初出場は計8組で、顔ぶれは多士済々。とくに紅組は「(秋葉原のドン・キホーテで)毎日会えるアイドル」のAKB48、2ちゃんねるから流行語盗用疑惑の中川翔子、「グラビア界の黒船」ことリア・ディゾンなど、「アキバ系アイドル」が並んだ。

   だが、当のアキバ系から彼女たちを強く支持する声は、あまり聞こえてこない。若者におもねろうとして少しポイントがズレてしまうあたり、まさに紅白の真骨頂と言えるだろう。

   白組では、1996年にデビューしたものの、4年後に契約を切られ、約5年間の雌伏を経て05年再デビューの末、高校野球で言えば「21世紀枠」に選ばれた馬場俊英(40歳)が「再チャレンジの星」と持ち上げられている。だが、それならば、21歳のリア・ディゾンも、じつは再チャレンジ組なのだ。

   彼女が来日前、母国アメリカでモデル、グラビア活動をしていたのはわりと知られているが、それは日本で言うところのグラビア・アイドルよりはエグい、米プレイボーイ誌のグラビアのようなものだったらしい。国を替えて再デビューすると、ピュアな(グラビア)アイドルに大変身。見事な再チャレンジに成功したと言えそうだ。じつは歌も(録音を聞く限りは)けっこう悪くない。

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