福田首相は27日夕、中国公式訪問のため北京入りしたが、今朝の『朝ズバッ!』は一足早く北京入りを果たした『みの北京探訪』の記録を約1時間にわたりVTRで報じた。
「何を見、何を感じたか」とナレーションは力んで見せたが、そこは1泊2日の駆け足旅、サラッと表通りと裏口を見て回ったといった感じ。それでも200人以上の北京市民に会ったというから、みののエネルギーには驚嘆。
まず、みのが北京に着いて真っ先に見たのは、建設ラッシュの活気ある風景。次いで「鳥の巣」と呼ばれている建設中のオリンピックメーン会場。
ところが、真っ先に感じたのは12月の北京の寒さだったようだ。「(日本の)スキー場で感じる寒さと違い、足元から冷気がしんしん」。
で、夕方やっと慣れたのか、ホテルの窓から眼下に見た『故宮』。夕暮れの下に瓦屋根が連なる姿に「奈良の東大寺に初めて行った時の感動を覚えました。瓦屋根を見ながら日本との文化の繋がりを感じ、懐かしくなりました」。
この後「探方」は、格差が広がる有名な繁華街・王府井と昔ながらの路地が残る胡同へ。裕福と貧困それぞれ家庭を取材し、「差が計り知れない」と、みのが感想を漏らした。
これに毎日新聞論説委員の与良正男が「日本の高度成長とバブル期が一緒に来た感じですね」。
最後にみのは「東京オリンピックが終わったあとは不況で就職難。北京五輪が終わったら、どうなるのでしょうかね」。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト