朝青龍帰国「ダメ」の理由 日本人弱いから??

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   「年末ちょっと帰りたい気持ちはあります、子供と約束したので」と、横綱・朝青龍が昨日(12月24日)モンゴル帰国の意向を明らかにした。

教育をやり直さなければ

   スタジオ内これにNOの反応。司会のみのも「品格、心技体というものの教育をやり直さなければ・・・」と批判が集中した。

   先月末、再来日した折に朝青龍は「帰国なんかしている時じゃない」と言っていたのだが、昨日のインタビューでは「何か面白いですね。みんな帰る、帰らないで揉めているのね。ちょっと不思議。何で帰っちゃいけないの」。謹慎期間も解けたのだからというわけか、あっけらかん。

   稽古納めの12月28日夜に帰国し、稽古始め前日の来年1月2日に戻る予定できょうにも帰国申請を親方に出すことにしている。親方の同意が得られ、日本相撲協会に海外渡航申請すれば帰国は可能だ。その高砂親方は「まだ話はないが、認めないつもりだ」という。

   コメンテーターの三屋裕子は「初場所優勝というプレッシャーがかかっているなかで、1日でも稽古を休んじゃいけないはずなのに、この1週間稽古をやっていない。それでいて部屋の稽古が休みなので帰ってもいいでしょう、という気持ちがわからない」。

   京都造形芸術大教授の寺脇研が「里帰りの気持ちは分かる」と言いつつも「決意というか、これからどうするというのがあるので子供じゃないのだから・・・」。みのも「(朝青龍に)不思議と思わせる教育をやってきたんだろうね」。いずれも辛い採点だ。

   では、朝青龍は稽古のない年末年始を日本でどう過ごせばいいのか。ルール違反をしたこの1年の反省と初場所優勝への祈願をこめて滝にでも打たれ、どこかの神社を参拝でもすればいいのだろうか・・・??

   思い出すのは、古事記か日本書紀だったか、相撲の起源とされるノミノスクネ(野見宿禰)の話。

   大和に恐ろしく強い男がいて、いつも「オレほどの強い男はいまい。一度でいいから命懸けの勝負をやってみたいものだ」とうそぶいていた。

   そこで天皇がある日、「あのものを倒す者はおらぬか」と下問、出雲にノミノスクネというものがいるのがわかった。「相撲」を取らせたところ、あっけなく勝負は終わりノミノスクネが圧勝した。

   確かそんな話だが、「男」は朝青龍とするとして、問題はむしろ、日本人ノミノスクネがいまだに見つからないことではないのか。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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